インプラントの安全性・よくある質問ページ
インプラントは安全なのか?
インプラントは、歯を失ってしまった箇所に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、それを土台として人工歯を被せる治療方法です。顎の骨に人工物を埋め込むため、怖いという感情を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。インプラントは本当に安全なのでしょうか?
インプラントの素材はチタンです。人工関節としても使われていて生体適応性が非常に高く、身体との親和性が高い素材です。また、インプラントは的確な診断と治療法を選択すれば、非常に信頼性の高い治療法です。
「第二の永久歯(第三の歯)」とも呼ばれ、ブリッジや入れ歯よりも使用年数が長いという特長があります。ただ口腔外科手術を行う治療法で、一定のリスクは存在しますので、下記の事項に留意され、治療に臨んでいただければと思います。
インプラント治療の注意点
インプラント手術は、歯科医師免許があれば法的には誰にでも執刀が可能です。しかし実際にはインプラント治療についての十分な知識と技術、経験、設備等が必要となります。そのため手術の成功率、審美性、機能性は歯科医院によって大きく違っているのが現状です。
実際に医療事故も起こっており、特に2007年に東京の歯科医院で起きた死亡事故は有名です。インプラント手術中に、口腔内の非常に大きな動脈を傷つけてしまったことで起きたこの死亡事故。このケースでは、初診から4日後にCT診断なしで手術が行われたそうです。
当院の安全に対する取り組み
インプラント手術を考えている方は、料金や立地だけで簡単に決めず、必ず信頼の置けるインプラント専門医院、もしくはインプラントに注力している医院を選んで手術を受けましょう。
また、インプラント手術前には、事前の検査を綿密に行い、治療計画をしっかりと立てましょう。
当院ではインプラント手術を行う前の検査やカウンセリングを十分に行っております。レントゲン、CT撮影、お口の中の型取り、口腔内撮影、院長によるカウンセリングなど、時間をかけてしっかりと行い、データを用いて綿密な治療計画を立てております。
また、ガイドサージェリーシステムも導入しております。これは、CT画像のデータを元に、専用のコンピューターソフトで事前にインプラントの埋め込む位置を計算するシステムです。正確に作製されたガイドを使って手術を行うため、神経や動脈を傷つける心配が無くなります。
このように、当院では歯科医学根拠に基づいた、安全なインプラント治療を行っております。
インプラントについて よくあるご質問
インプラントの手術には入院が必要ですか?
- 入院の必要はありません。抜歯時と同じように局所麻酔で施術します。少し休憩した後、ご帰宅いただけます。
手術時間はどのくらいですか?
- 通常の手術の場合60分ほどで終了します。患者さまの、お口の状況や治療方法等によって違ってきます。
治療期間や通院回数はどのくらいですか?
- 基本的には、お口の診査や応急処置、カウンセリングや治療計画、CT説明や手術の説明、インプラントの手術、抜糸、人工歯の装着と、少ない方でも6回ほどの通院が必要となり、6ヶ月ほどの期間がかかります。
顎の骨が少なく骨造成が必要な場合では、9ヶ月ほどかかることもあります。
また手術後1年程度は、数ヶ月に1度ずつ定期検診を行います。
患者さまのお口の状況等によって治療期間や治療回数は変わりますので、検査の後に治療計画を詳しくご案内いたします。
お手入れはどのようにしますか?
- 天然の歯と同じように、歯ブラシや歯間ブラシなどで歯のお手入れを行っていただきます。ご自宅でのメンテナンス方法を、歯科衛生士が詳しく案内させていただきます。
また、3~6ヶ月に1度は「定期メンテナンス」を受けていただく必要があります。インプラントは虫歯にはなりませんが、歯磨きをしなければ歯周病(インプラント周囲炎)になります。自宅ケアと定期メンテナンスをしっかりと行い、インプラントを長持ちさせていきましょう。
歯周病でも大丈夫ですか?
- 歯周病の場合、まずは歯周病治療を行います。歯周病に罹患している場合、インプラント手術の成功率が低くなったり、長持ちしないデータがあります。そのため、まずは歯周病の治療を優先して行い、症状が落ち着いてからインプラント手術を行っております。
持病があっても施術を受けられますか?
- 糖尿病や、高血圧など特定の持病をお持ちの方は手術が難しい可能性があります。ただ、持病があっても症状が落ち着いている場合は手術可能なことがあります。かかりつけの医師と、当院の歯科医師にご相談ください。
金属アレルギーが心配です…
- インプラントに使用される材料はチタンです。チタンは骨折治療などで用いられるボルトにも使われている素材で、生体親和性が高く金属アレルギーの起こりにくい素材です。
インプラント手術後、腫れや痛みはありますか?
- 痛みや腫れはほとんど無いという方が多いですが、念のために鎮痛剤を処方します。痛みが出る方も、通常は手術後5日くらいで治ります。腫れは2週間程度で治まります。
インプラント手術が怖いのですが…
- 手術に対して不安が強い患者さまや、長時間の施術が必要になる患者さまに対しては、ご希望により静脈内鎮静療法という麻酔方法をご案内することができます。ウトウトと寝ている状態で手術を受けることができるので、痛みの不安がなく、手術を終えることができます。
施術後は、少し休憩してから当日にお帰りいただけます。当院では、ご希望の方には、歯科麻酔専門医の管理下、立ち会いのもと、静脈鎮静麻酔を行っております。
手術後に、食事はできますか?
- 麻酔が切れた後でしたら、お食事ができます。しばらくは固いものや熱いもの、刺激物は避けてください。
手術後に、仕事はできますか?
- 麻酔が切れた後で、痛みや腫れが無いようでしたら仕事をしていただいても構いません。ただし、運動やサウナなどの血行が良くなる行為はお控えください。
インプラント治療の年齢制限はありますか?
- 顎の骨の成長が終わった(おおむね25歳以上)方でしたら、特に年齢制限はありません。健康状態がよく、手術に耐えられる体力がある方でしたらご高齢でもインプラント治療が可能です。
抜歯の後、歯がない期間はどうするのですか?
- 仮の歯をつくりますので、ご心配されずに治療をお受けください。
抜歯の後、すぐにインプラントを入れられる治療法はありますか?
- 抜歯即時インプラント埋入術という方法があります。手術と同時に、十分なインプラントの固定ができる場合に行われる治療法です。特に前歯などによく使われる施術法ですが、患者さまの口腔内の状況によっては、施術に適さないこともあります。
自分の歯と同じように噛めるようになりますか?
- 顎の骨とインプラントがしっかりと結合すると、自分の歯と同じように噛めるようになります。場合によっては、インプラント手術後の1週間ほどは違和感があることもありますが、慣れてくると、どの歯がインプラントなのか意識しなくなったという方もいらっしゃいます。
抜けた歯の分だけインプラントを入れるんですか?
- 必ずしも抜けた歯1本に対して インプラントを1本入れる必要はありません。歯の抜け方や治療方法によってインプラントの本数は変わってきます。
どんな人がインプラント治療を受けていますか?
- 事故や怪我などで歯を失ってしまった方、虫歯や歯周病、歯の破折で歯を抜くことになってしまった方、ご高齢で歯を全部失ってしまった方など、様々な方がインプラント施術を受けていらっしゃいます。
― インプラント手術後の保証について -
インプラント手術後の保証範囲はどこまでですか?
- 手術後の3年間は医院での保証がございます。その後の7年間はオプションで、有料となりますが当院提携の保証会社により保証期間がございます。その際は保証書を発行し、保障額・保証部位を明記しております。詳しくはインプラントの料金・保証ページをご覧ください。
http://www.kibayashi-dental.com/implant/price/
保証対象外のケースはありますか?
- 患者さまの責任範囲での過失、定期的メンテナンスの不履行、天災地変による歯の喪失などは保証の対象外となることがあります。
保証料の負担はどのようになりますか?
- 当院での保証は無料で加入でき、適用条件を満たしていれば保証費用の全額を医院が負担しますので、患者さまのご負担金額はございません。オプションでの保証会社の保証加入は、保証料2万円で、インプラント1本につき、インプラント体・アバットメントが20万円まで、上部構造(人工歯)が10万円まで保証されます。詳しくは医院までお問い合わせください。
保証期間は何年になりますか?
- 当院の保証は手術後3年間になります。その後有料オプションになりますが、当院提携の保証会社では7年の保証期間となります(7年間のうち、保証限度額に到達した場合 その時点で保証は消滅します)。
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