難症例・他院でインプラントを断られた方へ

難症例・他院でインプラントを断られた方へ

インプラントは口腔内の状況や健康状態によって、治療の難易度が高くなり、インプラントの治療を断られてしまうことも少なくありません。しかし、きばやし歯科医院(京都府長岡京市)では国際口腔インプラント学会認定医の歯科医師をはじめとするインプラント治療を専門とするスタッフがチームを組み、難症例といわれる患者さまの治療にあたってまいりました。

他院でインプラントを断られた方も、一度当院へご相談ください。

インプラント治療が困難になるケース

インプラント治療はあごの骨にインプラント体(人工歯根)を埋入するため、手術に耐えられる骨の環境、健康状態が求められます。そのため、患者さまの口腔内状況や健康状態によってはインプラントの治療が難しくなるケースがあります。

インプラント治療を避けるべきケース

・白血病、血友病などの血液疾患を患っている方
 
手術中に出血が止まらなくなってしまう恐れがあります。また、細菌感染のリスクも高いです。
・免疫不全を患っている方
 
免疫系が正常に働かないため術後に感染症を起こしやすく、重症化しやすいです。
・放射線治療を受けている方
 
放射線治療を受けている方は、術後の炎症が起きやすいです。

インプラント治療をするにはリスクが高いケース

症状が改善すれば、インプラントでの治療が可能になります。

・重度の糖尿病を患っている方
重度の糖尿病を患っている方は、免疫機能が衰えており手術後の感染を起こしやすいです。また、手術後の治りが悪いためにインプラントと骨がうまく結合せず、失敗に終わってしまうリスクがあります。
重度の高血圧症、循環器系疾患、呼吸器系疾患、骨粗鬆症などを患っている方も、リスクが高くなります。また、服用されている薬によってはインプラントの治療に適さないものもあります。
・歯周病を患っている方
重度の歯周病を患っている方は、インプラント治療後にインプラント周囲炎を起こすリスクが高くなります。インプラント周囲炎になると、せっかく入れたインプラントがグラグラしてきたり、脱落してしまうことがあります。そのため、歯周病治療を行った後にインプラント治療を行います。
きばやし歯科医院(京都府長岡京市)では、日本臨床歯周病学会認定医の歯科医師をはじめとする歯周病治療を専門とする歯科医師、歯科衛生士が、歯周組織再生療法も含めた最先端の治療を行っております。また、治療後の状態を維持するために必要なプロフェッショナルケアを必要とするメンテナンスも、トレーニングを受けた熟練の歯科衛生士が担当させていただきます。
・喫煙者の方
喫煙により白血球の作用が低下するため、歯肉の炎症が起こりやすく術後の治りが悪くなります。また、ニコチンは血管を収縮させ血流を悪くしますので、細菌感染を起こしやすいです。治療後にトラブルが起こる確率が高く、インプラントの残存率(寿命)が低いため、禁煙することが望ましいです。
・あごが成長途中にある若い方
成長段階の未成年者の方は、インプラントを入れても、あごの骨の成長ともにズレてしまい不具合を生じることがあります。一般的に20歳前後まで あごの骨は成長するとされますので、それ以降のインプラント治療をおすすめしています。
・顎の骨の量が足りない方
インプラントを挿入するためには、十分な量のあご骨が必要です。骨の量が少ない場合、インプラントを入れても安定しないため、そのままの状態では治療が難しくなります。

難症例といわれる骨環境が良くない場合も ご相談ください

インプラントを埋め込むには、一定以上のあごの骨の量(幅・高さ)が必要です。あごの骨が足りない場合、インプラントを埋めても抜け落ちてしまうリスクがあります。そのため。歯科医院によってはインプラント治療を断られてしまうケースも多いです。

しかし、一般的に難症例と呼ばれる、あごの骨の量が足りない方も、きばやし歯科医院(京都府長岡京市)では骨増生や歯肉移植などの高度な治療法で対応しております。「歯周病によって歯槽骨が溶けてしまった」、「抜歯によって骨が痩せてしまった」、「もともと あごの骨の量が少なかった」などの理由により、他院でインプラント治療を断られた方も、諦めずに一度ご相談ください。

当院ではGBR法(guided bone regeneration)を行い、あごの骨を増やしてインプラント治療を行っております。このGBR法は骨再生誘導法とも呼ばれ、骨の量が不足している部分に自家骨または骨補填材を置き、骨の再生を促進させる方法です。

骨増生(骨造成)・GBR法

ソケットリフト

概要
上顎の奥歯(臼歯部)の上部には、上顎洞(サイナス)という大きな空洞があるため、もともとインプラントを入れられる骨の量が少ない場所です。そのため、上顎臼歯部はインプラントの治療ができないといわれることが多い部位ですが、「サイナスリフト」「ソケットリフト」という上顎洞挙上法を行うと、インプラント治療ができます。

「ソケットリフト」は、歯が生えていた部分から骨補填材や自家骨を置くアプローチ法です。比較的短期間で終わり、身体への負担が少ない治療法です。

メリット

  • 骨の移植と同時にインプラントを入れることができるので、骨移植のみを行うサイナスリフトと比べ、治療期間が3カ月ほど短縮できる
  • 手術が短時間で終わるので、患者様の負担が少ない
  • 穴をあける範囲が小さいため、術後の痛みや腫れが起こりにくい

デメリット

  • 既存の骨の量が4~5㎜は必要とする
  • インプラント体の長さに制限がある
  • 術者が上顎洞粘膜を目視できないため、洞粘膜が穿孔したかの確認が難しい(穿孔した場合、上顎洞炎や副鼻腔炎を起こす原因となる)

サイナスリフト

概要
ソケットリフトと同じ、上顎臼歯部に行う上顎洞挙上法です。既存の骨の厚みが4㎜に満たない場合には、サイナスリフトが適用となります。上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を剥離挙上し、挙上によってできた空間に骨補填剤や自家骨を置きます。上顎洞を目視しながら移植する治療法です。

メリット

  • 既存の骨量が4㎜以下の場合でも対応できる
  • 骨補填材をまんべんなく填入でき、たくさん増骨できる
  • 術者が手術中に目視できるため、洞粘膜の穿孔を確認できる

デメリット

  • ソケットリフトよりも手術時間が長くなり身体への負担が大きくなる
  • 術式が難しい

水平的骨増生・垂直的骨増生

概要
骨増生手術(GBR法)には、水平的骨増生と、垂直的骨増生があります。骨の高さが不足している場合は垂直的骨増生を行い、骨の厚みが不足している場合には水平的骨増生を行いますが、患者さまの口腔内の状況や骨の増生量によって、術式や使用材料が変わってきます。
基本的には骨が不足している部分に、自家骨や骨補填材を置き、その上にメンブレンという人口膜で覆います。重度の症例では、さらにチタン製の金具で固定します。

メリット

  • 顎の骨の高さ、厚みが不足している場合にもインプラント治療ができる
  • より自然で審美的に優れた仕上がりになる

デメリット

  • 高度なテクニックを持った歯科医師でなければ施術が難しい

歯肉移植

概要
歯肉(歯ぐき)が痩せてしまったりして十分な歯肉がない場合に、別の場所から採取してきた組織を移植する方法です。

メリット

  • 見た目が美しくなる
  • メンテナンスしやすい口内環境になり、インプラント歯周炎の予防になる

デメリット

  • 状態によっては、歯肉が無い部分全てを回復するのは難しい
  • プラークコントロールの状況が悪い場合や、喫煙者の場合は成功率が低い

歯槽提保存術

概要
歯槽提保存術は、本来は抜歯すると吸収してしまう歯槽骨を、コラーゲンや骨補填材を充填することによって保存する治療法です。
条件がそろえば抜歯と同時にインプラントを埋入する場合がありますが、期間を置いてインプラントを埋入することも多いです。そのままでは時間の経過とともに抜歯した周辺の骨が吸収してしまいますので、骨吸収を最小限にするために歯槽提保存術を行います。

メリット

  • 骨吸収を最小限にできる

デメリット

  • 重度の歯周病に患っていたり、根尖病巣等でのう胞があった場合、感染を起こすことがある
    (当院では、感染源である軟組織をエルビウムYagレーザーで除去することにより、より確実性の高い処置が可能となっています。)

患者様への負担を軽減するガイドサージェリーシステム

ガイドサージェリーとは、CTスキャンの画像データをもとに、専用のコンピューターソフトでシミュレーションし、事前にインプラントを埋め込む位置や角度、深さなどを計算するシステムのことです。

「サージカルガイド」という装置を作成し、このガイドを用いてインプラントを埋入するので、精度高くインプラントを埋めることが可能となります。また、必要最小限の穴を開ける手術法ですので、術後の腫れや痛みが少ないのが特長です。
また、事前にあごの神経の位置や、骨の形態などを確認して、正確に作製されたガイドにより進行するインプラント埋入手術は、通常のインプラント手術に比べて、治療時間を短縮でき、身体への負担が少ないです。
きばやし歯科医院(京都府長岡京市)では、難症例の方でも不安なく治療を受けていただけるよう、ガイドサージェリーシステムを導入しています。

※歯科麻酔専門医による静脈鎮静麻酔
外科処置に対する不安が強い患者様、サイナスリフトや広範囲の骨増生を伴う長時間の手術、循環器系に問題のある患者様に対しては、ご希望により歯科麻酔専門医の管理下、立ち会いのもと不安なく手術を受けていただくことが可能です。

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