虫歯の治療の流れと治療方法の一例です(症状、原因によって異なります)。
たまに奥歯が痛むということで来院されたAさん。
原因は奥歯の詰め物の根っこ部分が虫歯になっていたことによるものでした。
Aさんの治療の流れと費用をご覧ください。
症状、お身体の状態、生活習慣など問診表に記入していただいた後カウンセリングを行います。
初めての診察には、十分なお時間をいただいています(30分~1時間)。
・パノラマレントゲン・歯周ポケット検査・歯の状態(詰め物、かぶせ、虫歯、欠損など)・歯周組織の検査・プラークコントロールを診査いたします。
▼痛みや腫れがある場合
症状を和らげる処置を行います。
虫歯といっても症状は様々です。Aさんの場合、歯ぐき(歯肉)も炎症をおこしていました。痛みを和らげ、歯ぐき(歯肉)を健康な状態に戻すことからはじめます。
虫歯の範囲が狭い場合なら、悪いところを削って詰める処置が必要となります。
型取りをして銀歯(自費治療の場合は白いセラミック)を作成します。Aさんは「笑った時に銀歯が見えるのが嫌」ということでセラミックの詰めものを選ばれました
患者さまと相談の上、治療方針を決定します。
まず、弱っている歯ぐき(歯肉)を本来の健康な歯ぐき(歯肉)に戻すために歯石の除去を行います。
正しいブラッシング方法を習得していただき、その後歯科衛生士による歯の磨き方の指導も行います。毎日の歯みがきが歯周病を改善するために一番重要です。
正しい歯みがきの仕方を学び、歯周病の原因である病原体(ばい菌)の巣になる歯垢(プラーク)をきちんと取り除けるようにすることが大切です。
一般的に2回の通院で治療が完了します。セラミックインレーは健康保険の適応外で、当医院では¥60,000(税別)~となっています。
悪くなっている部分を削り、型取りを行います。
見た目はもちろんですが、適正なかみ合わせをつくるためには、詰め物(かぶせ物)がとても重要な役割をします。
Aさんの歯型を採取し専門の歯科技工士が制作します。
Aさんはセラミックインレーを選ばれました。
セラミックインレーの特徴は
審美的:天然歯と見分けがつかない。
削る器具や,型採りの材料など,保険歯科治療と全く異なり,精度の高いものができる。
歯とほぼ完全に接着するので,はずれる心配がほとんどなく、境目から虫歯になる可能性が低い。
変色がない
金属アレルギーにならない
詰め物をして噛み合わせを確認し、歯肉の状態も良くなったことを確認し、問題がなかったら治療は終了です。
次からは3ヶ月に1回定期的なメンテナンスで口腔内を健康に保ち、自分の歯を守りましょう。
詰め物(被せ物)が合わないと、虫歯、歯周病の原因となります。きばやし歯科では医院の近くに専門の歯科技工士が常駐しているので噛み合わせの調整など迅速に対応しています。
歯医者に行くのは億劫だったので延ばし延ばしにしていましたが、もっと早く行っておけば良かったと反省しています。
今の状態と治療のこと、費用のことを丁寧に説明していただいたので安心できました。
これから、3ヶ月〜6ヶ月に1度予防しておけば他の歯大丈夫とのことだったので、ちゃんと検診に行きます。
来院がもっと遅くなっていたら、詰め物をしている歯の抜歯をしなければいけないところでしたが、思ったより進行していなかったので短期間で治療を終えることができました。
ご自宅でブラッシング、歯間ブラシを正しくしていただけていたので歯ぐき(歯肉)の状態も来院ごとに良くなっていました。
これからも、正しいブラッシング、歯間ブラシ、定期検診を続けて健康な歯をキープしてくださいね。