前歯の変色はどんな色に変色しているかによって、さまざまな原因が考えられます。また、もとのように白くできる場合とできない場合があります。まずは、医師に相談してみましょう。
歯の表面の汚れにはPMTCが有効です。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)とは、普段の歯磨きでは除去しきれない汚れを歯科衛生士が特殊な専門器具を使って取り除く方法です。
柔らかいカップ状の機械で磨きあげた歯は歯垢(プラーク)がつきにくく、虫歯や歯周病予防にもなります。
タバコ・コーヒーや紅茶等の飲料・食品による歯の着色が考えられます。病的なものではありませんが、歯が汚れているように見えます。
詰め物の表面には、細かい穴(孔)がたくさん開いています(肉眼では見えません)。この細かい穴(孔)は、高分子ポリマーが結合するとき生成されるものです。 濃い色の食べ物や飲み物などを多く接取される方は特に、その色素が穴(孔)の中に入り込んでたまってしまいます。
虫歯が進行して、神経まで病変に侵されると、神経を取らなければいけません。神経が死んでしまった歯は、全体の色調が変わってきます。
虫歯だけでなく、打撲等によっても自然に神経が死んでしまうことがあります。痛みをほとんど感じないまま、歯全体の色が透明度を失って変色してきます。
虫歯の初期症状は歯の表面の白濁です。進行するとその部分が茶色や黒褐色になり、歯の表面から破壊されて行きます。
放っておくとどんどん色が濃くなるだけでなく、更に虫歯が進行します。
歯科医院で行う「オフィス・ホワイトニング」、自宅で行う「ホーム・ホワイトニング」、2つを併用する方法があります。
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»ホワイトニングの治療法
»ホワイトニングの治療方法
神経のない歯は、削って被せるというのが最も一般的な処置方法です。
●メタルセラミッククラウン/自費歯科治療
従来から差し歯といわれてきた、丈夫でアレルギーの少ない金合金に陶材で作った歯を焼き付けた、審美歯科の代表的な冠です。
【利点】
●オールセラミッククラウン/自費歯科治療
金属を一切使用していないクラウンです。天然の歯に似た透明感や光の拡散性等があるため、きわめて自然の歯に近い見た目を再現することができます。
【利点】
詰め物の表面をわずかに削って磨くとそれほど目立たなくなりますが、それでも気になる場合は詰め替えとなります。
詰め替えの場合、材料別に分けると3つに分類されます。
1.レジン
高分子樹脂、簡単にいうとプラスティックのようなものを歯に接着する方法
既存の詰めものが小さい範囲のものならば、この材料が一般的に使用されます。ただし、噛み合わせにより磨り減っていくこと、また年数が経つにつれ変色や表面の劣化も認められる材料です。しかし、健康保険が適応できること(一部の商品は健康保険適応外)、1回の通院で治療が完了することなどの利点もあります。
2.ハイブリッドセラミックス
レジンとセラミックスの利点をあわせた材料を使用して製作された詰め物を接着する方法
レジンほど摩耗せず、年数による変色や劣化も少ないない材料です。高品質のレジンと考えてください(製品により、この劣化度合いも大きく異なります)。
レジンでは対応できない大きさの詰め物に適応しています。 一般的に2回の通院で治療が完了します。
3.セラミックスによって製作された詰め物を接着する方法
摩耗量が少なく、変色や劣化のない審美性が一番高い材料です。
比較的広範囲な大きさの詰め物に適応されます。
虫歯の範囲が小さい場合
»削ってその部分を歯と同じ色の材料で詰める、または被せる治療を行います。
虫歯の範囲が大きい場合
»削って全体を被せる。または神経を抜いた部分に薬を詰めて、削った部分を詰める、または被せる治療を行います。
治療後は、定期的な検診をお受けすることをオススメしています。
歯と歯茎の状態をチェックして改善することで、治療した歯の状態を長持ちさせることができます。
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症状によっては口の中を清掃したり、初期の場合は回復できるので早めに歯科医院で適切な指導を受けましょう。